単純な成功の法則

【負け犬寸前からの逆襲】
相談はしたもののたった4ヶ月で辞めてしまうことには
さすがに抵抗はありました。仲の良い先輩なら
止めてくれるものだと期待して答えを待つと・・・
先輩「ま、お前が決めたことなら仕方ないんじゃない」
あれ?止めてくれない(´д⊂)
でもすぐに次の言葉をくれました。
先輩「でも今やめたら一生負け犬だぞ。
   やめるなら結果出してからやめたらどうだ?」
確かにここで辞めたら営業なんて始めた意味はありません。
その日からどうしたら売れるか必死に考え始めました。
【頑張ることを頑張らず結果を出すために考える】
それからというもの結果を出す方法を試行錯誤しました。
当たり前の事ですが意外と出来ないんですよね。
考えるだけで行動しなかったり、
逆に行動するだけで考えなかったり。
実際にやった事は些細な事ばかり。
でも結果的に1年で新規開拓売上No1になれました。
15名ほどの小さな部署でしたが
預かった各エリアは前任が売れないからと諦めたエリアばかり。
上司も先輩も私を見る目が急に変わり任されるエリアも
3倍以上に広がることに・・・嬉しい悲鳴でしたけどね。
当時立てた仮説と行動をいくつか書きだしてみると
・相手に商品を伝える前に自分が理解できていないのでは?
 ⇒主力商品のMS Office製品のテキストを全て一度使ってみた
 ⇒意外と痒いところに手が届いている教材である事に気づく
・大学の先生なんだから教材など渡せばほぼ理解できるのでは?
 ⇒その大学の先生の研究内容を調べ逆に質問をしてみた。
 ⇒商品の前に鴟夷子皮に興味を持ってもらえた
 ⇒商品の説明もしっかり聞いてもらえるようになり売上アップ
・行っても無駄と言われた大学は売り方が悪かっただけでは?
 ⇒過去の営業報告書を見て再訪問した。
 ⇒敷居が高い文、懐に飛び込むと簡単に売れた。
 
・メールより電話で連絡したほうが親密度が上がる?
 ⇒貴重な休み時間を営業電話で奪われれば迷惑と仮定
 ⇒こまめに丁寧なメールを送ると直ぐに返信が来るように
こうして自信をつけた私でしたが、
結局1年1ヶ月で辞めました。
営業なのに給料が結果にほとんど響かなかったのです。
1年経って私の月給は5千円上がっただけでした。
給与額の変更の通知をもらった翌日、私は辞表を出しました。

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