メガソーラー用地をお持ちの方へ

FIT特需に沸く日本の太陽光発電業界(パネルメーカー除く)
今年度で終了するであろう42円/kwhの買い取り単価に間に合わせるための
各種手続きを行うにはギリギリの時期になりました。
ここにきて私は非常に忙しい毎日を送っています。
当社が扱っていた案件の駆け込み申請だけでなく
他社が諦めた案件、もしくは潰れた会社の案件が当社に数多く持ち込まれているためです。
震災後、ソフトバンクの孫正義社長が派手に花火を上げたメガソーラー。
彼がメガソーラー用地を500円/㎡で借りるなんて話をぶち上げたおかげで
全国で多くの会社が異常に高い値段で土地を借りようとしました。
それが今になって現実という壁にぶつかり次々と頓挫しているのです。
最近のメガソーラーの1Mあたりの必要額は約3億円。
必要な土地は約15000㎡。42円/kwhであれば売電収入は約3千万円。
500円/㎡で借りれば土地の賃料だけで毎年750万円もかかってしまいます。
現金で資金調達が出来ればまだしも、借り入れをするのであれば非常に苦しい。
少し考えればわかりそうな事なのですが、この事業自体が日本で前例がなく
なるべく土地を高く貸したい地権者と、なるべく早く契約したいと焦った
メガソーラー事業者との間で多くの無理な契約が交わされてきました。
想定していなかった追加工事費や各種機器の高騰、
それに伴う事業費の増加でIRR(出資に対するリターンの割合)が低下すると
資金調達が難しくなり、事業者は最終的に事業推進が
出来なくなっているケースが多発しているのが現状です。
もし私が今、メガソーラー向けの土地を持っていると仮定するなら、
現金を調達する手段があれば人に貸さず自分で実行し、なければ次年度まで様子見です。
逆に土地を担保にしても資金調達が出来ないような土地であれば
少々悪い条件でも今すぐ貸した方が有利だと思います。
来年度、FITによる買い取り単価が42円/kwhから下がっても
メガソーラー向けの融資条件は緩和されると思われるため、
高IRR案件として良い条件で借り手が現れる可能性があります。
また、その際は土地を担保に資金を借り入れてメガソーラーを
自力で実行する事も可能と考えるためです。
もし現在の相場が知りたい方がいらしたら、メッセージでご連絡下さい。

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