【環境も新エネも似たようなものだろう】
私が作った事業計画は非常に稚拙なものでしたが
プレゼンでは自分の想いを必死に伝えました。
先日、改めて読みなおしてみたが本当に内容が荒い。
背景部分は及第点だがビジネスとして、特に会計面での
知識が不足していて支出面が非常にラフででした。
ただし熱意は伝わったようです。当時の私は25歳。
社会人としては2年目だが10歳の頃から熱意と情報は
15年分蓄積していました。
そこだけは誰にも負けないし負けてはいけません。
会長「発想は悪くない。このままやってみてもいいと思うが
もう少し経験を積んたほうがいいと思う。
グループの中で環境ビジネスでベンチャー企業を
立ちあげて頑張っている奴がいるから彼の下で
修行してみてはどうだろうか」
会長の言われることだ。間違いはないと確信。
その場でOKすると翌日から1泊出来る準備をして
現地に行くように指示が出ました。
「環境ビジネスも新エネルギービジネスも似たようなものだろう」
という会長の認識には明らかに違うと言える根拠がありましたが
経験のない自分が言っても仕方がないし言ったところで
自分に何が出来るわけでもないので黙っていました。
この点は非常に重要なところなので後日詳しく述べたいと思います。
【環境縛りの売買ビジネス】
紹介された会社は社長一人で従業員は私一人でした。
元々はグループ内の商社で環境ビジネスをしていた事業部が
スピンオフしたスピンオフベンチャー。
余談ですがスピンオフとは企業の一部門を切り離して独立させること。
よくスピンアウトと一緒にされますが
元の会社との資本関係を断って新会社をスタートさせる場合をスピンアウト、
元の会社との資本関係を継続させながら新会社をスタートさせる場合を
スピンオフと呼び区別されます。
閑話休題。
同社の事業は環境関連商品の販売でした。
主力商品としては業務用の生ゴミ処理機と環境ホルモンの出ない給食食器。
前者は主にレストランチェーン店、後者は給食向けの商品です。
特別な商品を売っているわけでもなく、既存のルートがあるわけでもない中で
環境という流行りのキーワードだけを追いかける事業。
売り先の業種も絞れていないので営業の効率も当然悪い。
ゴミ減容、環境ホルモン対策というキーワードは
たしかに当時の社会が必要としていたものですが
お金の出し手がハッキリしていませんでした。
当然、ほとんど売上が上がらない中
私が入社して2ヶ月で同社は休眠することとなりました。
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コンニチハ!楽しく読ませてもらいました!また訪問させてもらいます!