第二回は雪国新潟です。
新潟東部太陽光発電所(1号系列)
最大出力 1メガワット(1000キロワット)
年間発電量 992メガワット時(約300世帯の年間消費電力量に相当)
運転開始時期 平成23年10月31日
建設期間 平成22年度~平成23年度
建設地 新潟県東部産業団地(阿賀野市かがやき地内)
敷地面積 約3.2ヘクタール
新潟東部太陽光発電所(2号系列)
最大出力 1メガワット(1000キロワット)
年間発電量 1,125メガワット時(約350世帯の年間消費電力量に相当)
運転開始時期 平成24年7月1日
建設期間 平成23年度~平成24年度
建設地 新潟県東部産業団地(阿賀野市かがやき地内)
敷地面積 約3.2ヘクタール
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新潟県阿賀野市にある新潟県東部産業団地のど真ん中にあります。
今は合計2メガですが17メガまで増やす予定だとか。
それだけ空き地が多いということの裏返しでもあるのですが
世界最大の原子力発電所を抱える新潟県で
これだけ大規模な太陽光発電が行われることには大きな意味があると思います。
雪国は雪がふるので太陽光発電には向かないと言われますが
発電量として1割減程度。土地が安ければ事業性はあります。
確かに日照時間が少なかったりパネルに雪が乗って発電が
阻害されるなどの影響はありますが
夏場は温度が比較的低いため雪がふらない地方よりも
発電量が多くなるためです。
元から土が盛られていたのでしょうか。
かなりしっかりした展望台があります。
写真に写っている部分で約1MW。この2倍くらいの面積がありました。
パワコン出力とパネル出力の比は1号が100%、2号が125%。
太陽光パネルがピークの出力を出せるのは1年のうち僅かな期間なので
後者のほうが経済的なメリットを大きく得られます。
感覚が広く作られているのは雪が降った時の逃げ場を作るため。
冬には40度に傾けるので雪は積もらず下に落ちるそうです。
下に落ちた行きが溜まってパネルまで到達するのを防ぐため
架台が1.8mとなっています。
太陽光追尾式の架台。植物のように太陽の法を向き続けます。
まだまだ高価なので試験用のものだそうです。
この土地の坪単価は9200円。一般企業がメガソーラーをやる3倍くらいの価格です。
県の事業でなければ出来ませんね。うまく一般企業と連携できればいいのですが・・・。
故田中角栄氏のお陰で高速道路網がしっかりしとしている新潟には
たくさんの工業団地があります。殆どの場所で企業誘致に失敗していますが^^;
これから企業が入る見込みもほとんどないでしょうから
儲かるうちに全部メガソーラーにしてもいいのかもしれませんね。
工業用水が工場に届くまでの説明文。これ必要なのでしょうか?
太陽光発電所は、直流交流を勉強し始めた中学生が電気に興味を持たせるには
最高の場所の一つだと思います。この看板は誰にPRするかが見えていていいですね。
今年の発電量1799034kwh。売価が71,961,360円。
今年1年で8千万円くらいになるでしょうか。