地表付近で一番、大量に存在している物質は何か。
このような質問をすると色々な答えが帰ってきます。
空気から考える方は窒素N、酸素O、
水から考える方は水素Hや酸素Oを想像しますね。
鉄Feと答えた方は惜しいですがそれは地球での総量です。
答えは酸素O。これは何となく想像がつきますよね。
2位はケイ素Si。太陽光パネルに使われているシリコンです。
その反面、今のところ化合物系の太陽光パネルは
ある程度の量の希少元素を使うので
いずれ供給が頭打ちになると言われています。
市場規模がさらに数倍になってからの話ですが。
話をシリコンに戻すと
地表にふんだんにあるシリコンから
太陽光発電パネルを作れば作る時に
使ったエネルギーを約2年で回収出来ます。
シリコンを含む原石である珪石、硅砂の近くで
太陽光発電をしながら太陽光パネルを生産したら
ほぼ無限にエネルギーを生産することができますよね。
実際にそんな計画もあります。もちろん私も応援しています。
ここまで理想的なスキームではないものの
最近の太陽光パネルの山地は珪石の
産地であることが少なくありません。
中国に生産が集中するのは人件費の安さもありますが
この辺りの事情も関係しているんですよね。
当然。中国国外からの技術は
たくさん流入していますので
今では中国製だからといって技術が
不足しているとは限りません。
もちろん粗悪なメーカーも多々あるので
十分な注意が必要なのは確かなんですけどね。