50kWの太陽光発電所は20年間買取価格が保証されているため、特に気にする必要はないかもしれませんが、原子力発電所の再稼働が難くなっている現在、やはりこれからのエネルギー源は気になるところです。
恐らく噂ばかりが広がるアメリカからのシェールガスと、需要が減って売り先に困っているロシアからの天然ガスが争って、日本のエネルギー調達価格を下げてくれることでしょう。
そうなると気になるのが地球温暖化対策です。アメリカ、中国が盛り下げた京都議定書については事実上、崩壊状態であり歯止めとなるような世界的な取り組みは新たに作られていません。
そんな中、日本政府がJ-クレジット制度というものを作り出しました。今のところCO2クレジットが暴落している中、政府主導の取り組みによって損を抱えてしまった企業の、日本独自の救済策のようにしか見ませんが、何より買い手がはっきりしないためどこまで浸透するかは不明です。
世界の景気対策の方が優先されるのはわかりますが、気候変動リスクは年々高まっているようにみえる中、地球温暖化対策がおざなりになっているのは非常に危険なことだと思います。J-クレジット制度が少しでも有効な政策に育ってくれるといいですね。