アメリカが認めた太陽光発電、風力発電のコスト優位性
アメリカのエネルギー省の国立再生可能エネルギー研究所(NREL)が
発表したレポートによると、2025年までに風力や太陽光による
エネルギーが地域によっては補助金なしでコスト競争力を
持ってくるようになるだろうとの事です。
やはりそうなりますよね。
今の太陽光発電の買取価格はkWhあたり37.8円。
地域によって差異はありますが10年で投資コストを
回収できると言われています。
施設を使用できるのが仮に30年と考え、
パワコンの故障がなければkWhあたり12.6円。
ガス火力発電が今のところ11円程度ですから
けっこういい勝負になります。
しかもこれは現在の電力供給体制に合わせたもの。
東京のような大都市でも私が住んでいるような田舎でも
電力の大半はなるべく大きな規模の発電所で作られ、
各家庭や向上などに供給されています。
過疎地など人がまばらな地域に鉄塔や電柱を置き
遠くから運ばれてきた電力を大都市と同じ方法で
供給する事のコスト的な是非は、今の電気事業法の下では
検討されることが殆ど無かったでしょう。
特別高圧に連系するには1kmあたり1億円かかると言われています。
原発から送電するような大きな鉄塔の建設、維持管理のコストは
それよりもずっと高いことでしょう。
やはり発送電分離が必要となってきますね。