50kW低圧ソーラーシェアリングと風速



2013 09 16 11 56 24th


太陽光発電所の設計と風速


ものすごい台風が来ていますね。私の自宅もご覧のとおりカーポートからの落ちる水が滝に変わりつつあります。何も事故がおこらないといいのですが・・・


ソーラーシェアリングを新潟でやろうと決めた時に気になったのが風速です。
極端に強い風が吹く新潟は、暴風雪で電柱がまとめて倒れるような事もあり、風のリスクの大きさはある程度考慮する必要があります。


私がソーラーシェアリングをやろうとする架台は、先日軽くご紹介させていただいた950万円セルフキットの改造バージョン。

架台の脚を2mまで長くしたものを考えていたのですが、設計時における耐風圧を40m/sに設定していいかと聞かれ悩んでいました。通常の野立てであれば十分な設定ですが架台をあげた時にどうなるのか。全く想像がつきません。


そんな中、台風のニュースを見ていて驚きます。お台場からの中継映像では明らかにものすごい風が吹いているのですが、風速は10m。

あれ?よく考えたら風速◯◯メートルって基準を知らないなぁ。


という事でWikiで調べてみたらこんな表がありました。







ビューフォート風力階級表


日本では風力は「風力5」のように数字で表し、「疾風」のような名称は公式には使用しない。また、風速には相等風力(開けた平らな土地で地上10mの高さでの10分間の平均風速)を用いる。瞬間風速は相等風力の1.5~2倍、またはそれ以上になることもある。

風力階級 名称 相等風力 陸上の様子 海上の様子
0 平穏(へいおん)

Calm
0~0.2m/s

0ノット
煙はまっすぐ昇る。 水面は鏡のように穏やか。
1 至軽風(しけいふう)

Light air
0.3~1.5m/s

1~3ノット
煙は風向きが分かる程度にたなびく。 うろこのようなさざ波が立つ。
2 軽風(けいふう)

Light breeze
1.6~3.3m/s

4~6ノット
顔に風を感じる。木の葉が揺れる。 はっきりしたさざ波が立つ。
3 軟風(なんぷう)

Gentle breeze
3.4~5.4m/s

7~10ノット
木の葉や小枝が揺れる。 波頭が砕ける。白波が現れ始める。
4 和風(わふう)

Moderate breeze
5.5~7.9m/s

11~16ノット
砂埃が立ったり、小さなゴミや落ち葉が宙に舞う。 小さな波が立つ。白波が増える。
5 疾風(しっぷう)

Fresh breeze
8.0~10.7m/s

17~21ノット
葉のある灌木が揺れ始める。 水面に波頭が立つ。
6 雄風(ゆうふう)

Strong breeze
10.8~13.8m/s

22~27ノット
木の大枝が揺れ、傘がさしにくくなる。電線が唸る。 白く泡立った波頭が広がる。
7 強風(きょうふう)

High wind / Moderate gale /

Near gale
13.9~17.1m/s

28~33ノット
大きな木の全体が揺れ、風に向かって歩きにくい。 波頭が砕けて白い泡が風に吹き流される。
8 疾強風(しっきょうふう)

Gale / Fresh gale
17.2~20.7m/s

34~40ノット
小枝が折れる。風に向かって歩けない。 大波のやや小さいもの。波頭が砕けて水煙となり、泡は筋を引いて吹き流される。
9 大強風(だいきょうふう)

Strong gale
20.8~24.4m/s

41~47ノット
屋根瓦が飛ぶ。人家に被害が出始める。 大波。泡が筋を引く。波頭が崩れて逆巻き始める。
10 全強風(ぜんきょうふう)

Storm / Whole gale
24.5~28.4m/s

48~55ノット
内陸部では稀。根こそぎ倒される木が出始める。人家に大きな被害が起こる。 のしかかるような大波。白い泡が筋を引いて海面は白く見え、波は激しく崩れて視界が悪くなる。
11 暴風(ぼうふう)

Violent storm
28.5~32.6m/s

56~63ノット
めったに起こらない。広い範囲の被害を伴う。 山のような大波。海面は白い泡ですっかり覆われる。波頭は風に吹き飛ばされて水煙となり、視界は悪くなる。
12 颶風(ぐふう)

Hurricane
32.7m/s以上

64ノット以上
被害が更に甚大になる。 大気は泡としぶきに満たされ、海面は完全に白くなる。視界は非常に悪くなる。


建築基準法で風速がだいたいの地域で35m/sと設定されている理由がわかりました。余程のことがなければ内陸部で40m/sはありえませんね。あとは保険でどうにかしたいと思います。

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