毎日新聞にちょっと興味深い記事が載っていました。以下、一部を引用します。
衛星データを使い、あらゆる場所で実際の日射量を短時間で見積もるシステムを、東京大、東海大、千葉大のチームが開発した。太陽光発電量の正確な予測や農作物の管理に役立つと期待される。チームは近く、研究成果を社会還元するためのNPO法人「太陽放射コンソーシアム」を設立する。
気象衛星「ひまわり」などのデータを使い、地上1〜4キロ四方に降り注ぐ日射量が大気中のちり(エアロゾル)や雲の分布でどう変化するかを予測。実際の日射量とほぼ一致することを確認した。また、期待される太陽光発電量を予測し、実測値との違いを数%に抑えた。
遠隔通信機器とメンテナンス
各社から遠隔通信機器が出ていますが、50kWの低圧太陽光発電所用に使えるような価格帯のもので、ちょっとした異常を検知してくれるものはありません。発電量と日射量を比較するしかないのですが、気象庁のデータだと1点ごとの範囲が広すぎて、ちょっとした異常時に警告を出せるようなレベルでの測定は難しいのが現状です。
1キロ〜4キロ四方のデータであればかなりいい精度で日射量が測定できるので、このデータと発電量データを連動させれば、かなりいいモニタリングが出来そうです。どこか大手が権利を買い取って急ピッチで開発を進めてくれることを期待します。