経産省の外郭団体である産総研が福島県に
再生可能エネルギー研究所を作るそうです。
研究内容としては以下のとおり。
再生可能エネルギーの大量導入の早期実現に向けて、以下の6つの課題を中心に、国内外の多様な外部機関と共同で世界最先端の再生可能エネルギーの研究開発を実施する。
1)再生可能エネルギーネットワーク開発・実証
大きく変動する再生可能エネルギーの高密度の大量導入に必要な、さまざまなエネルギー貯蔵技術を活用したエネルギーネットワークを構築し、エネルギー需要とのマッチングや電力系統との円滑な連系を可能とする技術を開発・実証する。
2)水素キャリア製造・利用技術
太陽光・風力発電などの変動電源から水素キャリア(有機ハイドライド、アンモニアなど)を製造することにより、変動する再生可能エネルギーを大量貯蔵・輸送し、高効率で利用するシステム技術を開発・実証する。
3)高効率風車技術およびアセスメント技術
遠方の風向や風速などの計測による発電量向上などの技術を確立し、発電および風車寿命の向上のための研究を実施する。
4)薄型結晶シリコン太陽電池モジュール技術
結晶シリコン基板から太陽電池モジュールまでの一貫製造ラインを用いて、高効率・低コスト・高信頼性を兼ね備えた薄型結晶シリコン太陽電池モジュールの量産化技術の開発を実施する。
5)地熱発電の適正利用のための技術
地熱発電所の持続的な運転や周辺温泉への影響監視・評価に必要なモニタリング技術、地熱発電可能地域を拡大する技術などの開発を実施する。
6)地中熱ポテンシャル評価とシステム最適化技術
地下水流動・熱交換量予測シミュレーションに基づく地中熱ポテンシャルマップを作成し、それを活用して地中熱利用システムの最適化・高精度設計技術の開発を実施する。
新エネまにあとして飛び上がって喜びたいほどのニュースです。
再生エネルギーの研究機関としては恐らく日本最強となる施設が
隣県に出来るなんて幸せで仕方ありません。
福島県は原発周辺地域において100Mクラスのメガソーラーの
計画があるそうですし、実証試験施設が近いという点でも
メリットがありそうです。
FITも3年で終わらずに延長されるという噂もありますし
太陽光発電にさらなる追い風が吹いてきている気がする今日このごろ。
やはりネックは土地だけなんですよねぇ。