太陽光発電は24時間稼働できないからダメだという方が
結構いますが、原発は常にほぼ一定の電力供給をする
必要があるので需要ピークの変動には非常に弱い発電方法です。
その非常にわかりやすい例がこちら。
原発大国のフランスが冬の急な需要のピーク変動に耐えられず
ドイツから電力を購入した話です。
原子力をアレルギー的に否定する気はありませんが、
ドイツが再生可能エネルギーで全体の23%の電力を
供給しながら原発大国フランスに電力を
売れることが出来たのは省エネのおかげ。
省エネと言っても日本のように
利便性を削って主電源をこまめに切ったり
エアコンの温度調節をするなど
持続性のない中途半端なものではありません。
全体としてのエネルギーのあり方を
仮定してから既得権益にとらわれずあるべき姿に
向かって社会を少しづつ変化させていく。
脱原発推進の先には本来、このような進化が待っています。
変化すべきところは柔軟に変化し残すべきところは頑固に残す。
この辺りの姿勢は見習いたいところです。
もちろん日本の方がいいところもたくさんありますが。