今日、子供が突然、意識不明となり病院に担ぎ込まれました・・・
正月休みも終盤となり、今日は子どもと三ツ沢球技場に高校サッカーの試合を見に行く予定でした。
そろそろ家を出ようかと思った頃に、突然頭痛を訴えた長男の体温を測ると38.5℃。昨日帰った従姉妹の風邪をもらったのかと思い、サッカー観戦を諦めてソファーに寝かせたのが10時30分。
そのままテレビを見ながら過ごしていた長男は、たまに熱さを訴え食欲はなかったものの普段の風邪と全く変わりはありませんでした。
17時頃から眠り始めた長男の前で仕事をしていた私は、長男の体が時折ビクッとなることに気づきます。この頃は声をかけてもまだ意識ははっきりとしていました。
気持ちが悪いと吐き始めるとだんだんと意識が朦朧としてきます。問いかけても返事はなくなり唇は真っ青に。足の裏が黄色くなり1分もしないうちに大声で呼んでも全く反応しなくなりました。
急いで救急に電話をかけ、症状を伝えるとその前に住所を言うようにと指示をされます。確かにまずはこちらに向かってもらわないと困ります。
住所を伝えると一瞬で父の名前と両隣の家の名前で位置を確認されました。今思うと本当に優れたシステムですね。後は意識がないことと熱が高く嘔吐と痙攣をしていること、顔が青いことを必死に伝えました。
その間にも更に顔色が悪くなる長男を妻は抱きしめ、大声で呼びかけ、嘔吐物で口が塞がれないよう口に指を入れ必死に救急車を待ちます。
当然母も妹も焦りながら呼び続け、父が焦っている姿も生まれて初めて見ました。大人の動揺っぷりは私の次男にも当然伝わり、目に涙を浮かべながら必死に泣くのを耐えていました。
恐らく10分以下で救急車が到着しましたが、永遠のように長く感じるものですね。急いで長男を毛布にくるみ、救急車に担ぎ込みます。
到着した救急の方々は冷たく感じるくらいに冷静で、子供を車に乗せてもなかなか発車しようとしません。もちろん症状を判断しなければ受け入れ先の確認もできないので今思うと当然なのですが、その時は焦って仕方がありませんでした。
動揺して今にも泣き叫びそうな妻を見た妻に向かって、隊員の方がいいました
「恐らく命に関わるようなものではありません。私達が冷静でいられるのもそのせいです。まずは落ち着いて下さい」
恐らく熱性痙攣だと言われ、少し冷静になりましたが子供が幼い頃にかかったそれと比べて今回は意識が完全に飛んでいたので気になりつつ病院へ。
運ばれている途中も、病院で診察を受けている間も長男の意識は戻りませんでしたが、とりあえず血中酸素濃度が正常に戻ったので脳に障害は出ないだろうと一安心。
念のためCT等で検査をする事になり、点滴を受けていると1時間ほどで意識が戻りました。その後、病院に運ばれてから2時間ほどで帰宅することに。
まだ原因ははっきりしていませんが、恐らくインフルエンザからくる熱性痙攣だそうです。日本脳炎等の可能性もあるのでまだ完全には安心はできませんが、しっかりと話も出来るようになったので恐らく大丈夫でしょう。
意識がなくなった時には、なるべく動揺をせず、今出来る事をやろうと動いていましたが、子供の命の危険が迫っているかもしれないのに何も出来ないという状況に現実味がなく、
「人間が死ぬ時ってこんなにあっけないものなのだろうか」
と、行き場のない悲しみと怒りに包まれていました。
▼熱性痙攣の対策
長男は当初、寒いと言っていたので一生懸命布団をかぶせましたが、体温が上がり過ぎた時に冷やせなくなるのもあまり良くないそうです。
熱性痙攣の症状は以下の通り
■高熱が出る、体温上昇時になる。発熱の1日目
■体が固くなったり、ビクビクとけいれんする
■呼吸が止まる
■意識がなくなる
■チアノーゼ
■30秒から3分、長い場合には15分
■子どもの5%~10%が起こす。
■そのうち3割が複数回起こす。
■成長するとなくなる。
7歳でかかることは稀だとか。確かに次男が生まれたばかりの頃に同じような症状がありましたが、元々喋れないので今回ほどは焦りませんでした。
症状が出てもうちがやってしまったように大声で呼んだり、抱きしめたり、口に指を入れる踏破せず、嘔吐物が詰まらぬよう横向きに安静にするのがいいそうです。
そう言えばこんな症状の話を本で読んだことがあったなと後々思い出したので、皆さんの印象に残るように少し釣り気味に書かせていただきました。ごめんなさい。
とりあえず大事に至らなそうで何よりです。