ドイツの太陽光発電の発展がフランスの原発のおかげだというデマについて



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(出典:The energy transitionin the power sector:State of affairs 2016より https://goo.gl/nDDAaA

 

世界の太陽光発電を牽引し、再生可能エネルギー導入比率が日本の2倍となっているドイツ。


そんなドイツが存在できるのは原発大国フランスから足りない電力を購入出来るからだというデマが未だに飛び交っていますが、図のようにフランスに対しては電力輸出国となっています。


確かに太陽光や風力などのVRE(変動電源:Variable Renewable Energy)は出力の調整が出来ませんが、それは原子力発電も同じ。変動するピークに安く対応するにはお互い融通しあうしかないんですよね。


今のドイツは北欧、東欧から電力を買って西欧、南欧に電力を売る状況になっています。


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(出典:The energy transitionin the power sector:State of affairs 2016より https://goo.gl/nDDAaA

ではドイツが周辺国との電力取引で買電売電のどちらが多いかはこちらのグラフを見るとわかります。この五年間、ドイツはずっと電力輸出国なんですよね。


ヨーロッパで出来るなら日本でも各電力会社の連系を深めれば再生可能エネルギーの比率を高めることが出来るんじゃないかと言うと、


「国単位の取引と日本国内の取引は距離も量も桁違いだ」


という方がいるのでこちらの図を


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(True size of…のサイトより作成 https://goo.gl/t5U7U6)


メルカトル図法のギャップを反映させて日本地図をドイツに当てはめると、ドイツと周辺各国の距離は東京と北海道、九州の間より短いことのほうが多いことがわかります。


さらに人口を比較してみると


続きはこちら!! 太陽光発電ムラびと日記で

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