再エネで豊かになったオーストリアの元最貧地域 ギュッシングに行ってきました1
の続きです。
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まずはTechnology Centre Güssingへ。外にはドイツの展示会でも見たことがある太陽光パネルの花が設置されていました。
メールにはこの建物に来るように言われたのですが、大きな建物の割に受付がありません。
中は一つの組織ではなく各階5社ほどづつ入っており、探すのが非常に大変でした。ようやくそれっぽい部屋に研究室に入ると、スタッフの1人の方が
「日本から来た人だろ?聞いてるよ。TAJMELさんが遅れるので下のカフェで待っていてくれと言っていたよ」
と言われて1階でコーヒーを飲みながら時間を潰すこと15分。
どうなることかと思いましたが、ようやくTAJMELさんと合流できました。TAJMELさんは元々家畜糞尿などの廃棄物のスペシャリストで、今はこちらで働いているそうです。
私の頭についているのは今回のヨーロッパツアー向けに購入したPanasonicのウェアラブルカメラ。セミナー等を携帯で録画してしまうと写真が取れませんし、集中できないので購入してみました。
電池の持ちは30分程度なのでこの手の使い方をするにはバッテリーと直結する必要がありますが結構便利です。
ただ見た目の通り革のロングコートと合わせると非常に怪しいので、装着には少しだけ勇気が必要かもしれません。
いきなりおみやげにとクッキーをいただきました。この組織のシンボルマークだそうです。
そしてプレゼンへ。今、全人類が地球上で燃やしている化石燃料から排出されるCO2は地球上の動植物が出すC02の500,000日分になります。1日で1,000年以上分排出していれば、それは気候もおかしくなりますよね。
しかし、太陽から地球に降り注がれるエネルギー3時間分の強さで、人類全てが使うエネルギーの1⃣年分に値します。これを有効活用しない手はありません。
ではこの美しい城下に広がる町、ギュッシングは何をしたのか。
ギュッシングはオーストリアの東端。ハンガリーの国境にあります。ギュッシング市の人口はわずか4000人ほど。
この地域は1980年代までオーストリアの最貧地域でした。元々は近隣の工業地帯と一緒の週を形成していたのですが、第一次世界大戦でブルゲンランド州を引っ張っていた工業地域はハンガリーの領地になります。
その後、東西冷戦で鉄の壁が敷かれるとギュッシングは何もない行き止まりの池となってしまいます。当然、交通インフラは整備されず、産業も育たず、失業率は高くなりますよね。
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