新エネルギー革命会の会合で名古屋に行ってきました。ファスティング中だから休もうと思いましたが、京都大学大学院 特任教授 安田 陽博士の「送電線空容量問題を正しく理解する」はどうしても聞きたかったので無理やり参加。
なぜ再生可能エネルギーの推進は正しいのか
安田先生はご存じの方も多いと思います。風力発電の系統問題をはじめとする海外の再生可能エネルギー事情に詳しく、世界の非常識となっている日本の系統問題に真っ向から意見されている方で、メディアにも数多く取り上げられています。
そのおかげか、最近になって電力会社も系統運用ルールの見直しをはじめました。
(参考)中部電、再生エネ導入拡大 想定電流の算出方法など変更(日刊工業新聞)
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00467975
こちらの図は今の日本の現状を表しています。技術側は技術側でしか話をしないため、技術的に正しければ正しいという論点で話を進めますよね(ボールはオレンジの技術枠の中で最適な位地に収まる)
一方、政治・経済を論ずる側は日本固有の問題(落雷、地震、台風など)を無視して話を勧めがちなので、技術の話を無視しがちです。
政策決定のために図中の技術の左端から政治・経済の右端までボールを転がし見て、最適な落とし所を見つける必要があるんですよね。
再生可能エネルギーは、FITで単純比較すると割高な電源と言われていますが、気候変動など環境リスクを考えると再生可能エネルギーに投資をしないと、必要となる投資金額以上の被害が出てしまいます。
これを外部コストというのですが、日本では残念ながらあまり研究が進んでいません。そのため未だに原発やら石炭火力の推進といった途上国が行う政策を実行しようとしてしまっています。
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