昨日は茨城に行ったついでに、つくばまで足を伸ばして
高校の同級生である親友Fに会いに行きました。
偶然にも彼は現在、経済産業省の外郭団体である
産総研(産業技術総合研究所)で色素増感太陽光発電の
研究をしています。
私もたまたま産総研には共同研究で昨年7月まで
お世話になっていましたが、やはり世界の最先端の
技術や情報が集まってくるため話をしているだけでも
非常に楽しい所なんですよね。
そんな彼が所属する研究グループは
色素増感太陽電池で昨年まで日本記録となる
10.7%の発電効率を記録していたのですが
今は11.1%まで伸ばしたそうです。
しかしながら現在の国内最高値は11.9%。
上には上がいるものですね。
もちろん寿命等は考慮していないセルの結果ですが
実現すれば安価でカラフルな太陽電池が街中に
見られるようになることでしょう。
また、「塗る太陽電池」として期待されている
有機薄膜太陽電池も10%を超え、長寿命化の
試験なども盛んに行われるようになってきたそうです。
まだまだハードルは多々ありますが
実現すれば生産コストがかなり押さえられるので
太陽電池の価格が現在の1/10程度まで
下がるとも言われている技術です。
早く実現できるといいですね。
出来ることならこの日本で。