50kW低圧太陽光発電所の想定利回りについて【騙されないでください】



2013 06 23 15 29 46th


太陽光発電所の分譲案件が各地で出てきています。

これからお金が借りやすくなってくるので、

この動きはさらに加速されていくことでしょう。


そこで気になるのが想定利回り。

どこのサイトにも気軽に想定利回りが書いてあり、

その数値を単純に比較して投資を検討される方が

けっこういらっしゃいます。


そこでご注意いただきたいのがシミュレーションソフト

太陽光発電シミュレーションソフトは

無料のものからメーカーが販売店につけてくれるものまで

沢山の種類があります。


各社とも違ったシミュレーションソフトを使いますし

劣化率の計算などパラメータをいじることもできるので

想定利回りを良くしようと思えばいくらでもよく出来ます。

そこで真面目な計算をする業者さんほど売れにくいような

仕組みになっているんですようです。


複数の太陽光発電所の分譲を比較する際は

ぜひご自身でシミュレーションをしてみて下さい。


NEDOの日照量データと出力をかけてロスで15から20%ほど

引いておけば簡単な比較はできます。

また、影の影響が気になるようであればこちらのような

無料シミュレータもあります。


ちなみに私が使っているのはPVsyst

1か月は無料ですが、英語版でかなり敷居が高いです。

ソフトが1300スイスフラン、3日間の研修が1800スイスフラン@スイス

こちらは英語化フランス語から選べます。

日本円で合計35万円ほどでしょうか。


要物理、特に光学と半導体の知識とそれなりの英語力。

旅費含めて50万円ほどかかりましたが、

企画を生業とするならこの程度は必要ですし

日本のFITが終わっても世界中で仕事が出来るかと思い

ソフトを買って研修を受けました。


というのもこのソフトの作者は世界の太陽光発電の

シミュテーションの権威ですので、このソフトも

世界基準のソフトとなっているからです。


本来であれば適当なソフトで作ったシミュレーション結果で

銀行融資はおりないはずなのですが・・・・

日本のプロジェクトファイナンスへの道は遠いようです。

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