依頼を受け、セカンダリの太陽光発電所の査定に行ってきました。架台は頑丈だとの報告を受けていたのですが、写真の通りヒビが入っていました。やはりそれなりの経験がないと危ないですね。
まずは必ず実績で評価
セカンダリ太陽光発電所の価格は売電実績で決まります。今回は監視装置も故障中で売電実績データもないとの事だったので電力会社からデータを取り寄せています。
監視装置もひどいと10%以上の誤差が出ていることがあります。監視装置のデータは参考程度にしかなりません。ましてや周辺の発電所の実績から類推するのはもってのほか。
パネル、パワコンの故障、離隔距離の不十分、木などによる影の影響、ケーブルやブレーカーの容量不足、電圧上昇抑制、出力抑制、パネルの汚れ、パワコンが直射日光を浴びていることによる気温上昇など、十分な売電が出来ていない可能性は多々あります。
ましてやシミュレーション結果を当てにするなどはもってのほか。調べればわかるものですから必ず実績を取り寄せてください。
パネルよりも法令と基礎
まずは法令関連です。低圧だと林地開発やあまりひっかかりませんが、それでも地域でも景観条例など届け出が必要なものが出てきています。
必ず事前に確認するか土地部分のみ不動産屋さんを通じて土地取引をして、太陽光発電所用地として利用できる事を確認してください。
売電実績を元にすれば、パネルやパワコンが多少壊れていても購入後のプラス要因にしかなりません。重要なのは発電量に影響がない基礎の部分となります。
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