ただ貯金するだけは危険



自民党が政権を奪還し、急激に円安が進んで株価が上がっています。何となく景気が良くなってこれから生活が良くなりそうな気がしますが、今月もらう給料が上がるわけではなく、今日買う卵の値段が安くなるわけでもないので今のところ実際に恩恵がある人は日本株、又は外貨を持っていた方だけでしょう。
株価が上がった直後には何も生活は代わりません。一般に企業の株価が上がったタイミングから約1年遅れて生産高が上がり、それからまた半年遅れて社員の給与に還元されると言われています。もちろん株価が下がった時も同様のタイムラグがあります。
では実際に円安は私たちの生活にどのような影響を与えるのか。間違いなくガソリン価格や輸入食料品の価格は高騰するでしょう。それに伴って私たちの給与は上昇するか。これは間違いなく上昇します。
景気回復による恩恵はグローバル化によるやすい労働力の海外への単純労働の移転により全員が恩恵を得られるかはわかりません。しかし今後、円の価値が下がる事が確実だからです。
【お金の価値とは何か】
円の価値、お金の価値とは何か。言うまでもなく円とはお金の単位です。通常、単位には明確な定義が決められてきました。例えば1kgとは水1リットルの重さ(現在では国際キログラム原器の重さ)、1calとは1グラムの水の温度を標準大気圧下で1℃上げるのに必要な熱量です
円には明確な基準はありませんでしたが第二次大戦後に360円が1USドルと、そして35USドルが金1オンスと定められ間接的に円は金の価値によって保証される事となっていました。
しかし1971年、財政赤字に苦しむアメリカのニクソン政権が突然、金とドルの交換を停止します。これをきっかけに変動相場制が定着し、ドル、円に限らず全ての通貨が明確な価値の基準を失いました。
$太陽光発電所投資実行中!地球にも自分の懐にも優しい生き方を開拓する新エネルギーマニアの諸国漫遊記
日米欧の通貨供給量推移(2008年9月を100とした数字)
現代では先進各国が不況で苦しむ中、争うように通貨供給量を拡大しています。例えば円に対してドルの供給量が増大すれば1ドルの価値は円に対して低下して円高が進みます。近年はドル、ユーロ共にそれぞれ中央銀行が金融不安により通貨供給量を急拡大させたため、日本は極端な円高に苦しんできました。
安倍政権は日銀に対しかなり強硬な姿勢で通貨供給量の増大を要求しています。もちろんこの方針だけで効果を発揮するものではありませんが、少なくとも市場は円の価値が今後相対的に下がると判断しています。
このように現代の貨幣の価値は短期間で大幅に変動しやすいものとなっています。短期間で極端なインフレが起こる可能性はまだそう高くはないと思われますが、なるべく利回りのいい投資に回さなければ何も使っていないのに貯金が事実上目減りしてしまう事となります。
では何に投資すればいいか。相場は水物ですから株式や先物に投資するのは余裕がある人がやることだと思います。特に金は非常に高騰し続けていますが、実際に売買されている量と相当の金は世界に実在しないと言われています。
安定した投資といえば国債が思い浮かびますが1%以下の金利では投資する気も起きません。では国債と同等にリスクが低く利回りがいい投資先があれば・・・などという都合のいい話は普通は中々ありません。しかし、現在の日本の太陽光発電はそれに当たるのです。
長くなったので理由は次回に

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2 Comments

  1. dazu-o said:

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    はじめまして!DAZU-Oって言います!ブログ拝見させて頂きました!次の更新楽しみにしてます!

  2. 太陽王子 said:

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    福島で頑張っていらっしゃる方に
    そういって頂けると嬉しいです。
    お互い頑張りましょう(^^)

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