50kW低圧太陽光発電所の工事負担金が3万円だった理由



連系柱写真


設置工事中のソーラーシェアリングについて

施工業者さんから連絡が来ました


この発電所の立地においては出力抑制が

生じる可能性があり、出力抑制が起こらない

ようにするためには2、3百万円かかるとのお話でした。


24kWの設備で数百万円も工事負担金が

かかっては全く元が取れないので追加工事は

頼まないことにすると工事負担金は3万円に。


理由が全くわからなかったので、東北電力の窓口に

行くと非常に丁寧に教えてくれました。


私の発電所は赤字の①の位置に連系柱があり、

緑の①、②の電柱を経て③の高圧柱の既存のトランスに

接続される予定となっています。


こちらの電圧が104.3Vでこれ以上電圧を

下げることは出来ないそうです。


そして①から押し出される電気の電圧はパワコンの

設定値の規程により107.5Vとなっています。

赤の①から緑の③までの電圧降下が約3〜4Vであるため

赤の①から③につながっている家庭の電力使用が

仮にゼロだとすると、売電しようとした電気がトランス手前において

103.5V〜104.5Vとなるため出力抑制が生じる可能性があるのだとか。


これをほぼ完全に解消するためには赤の①から③まで高圧線を張り

③にトランスを付けるしかないそうです。


「では頑張って近くのご家庭に1年中、

 電気を使ってもらうことにします」

と私がくだらない話で締めようとしたところ、
「コンビニがあると最高なんですよねぇ」

との答えが。


確かに24時間365日電気を使うコンビニが近くにあると

太陽光発電にはいいかもしれません。

ぜひコンビニ横の空き地を探してみてください。

ただし最近のコンビニは高圧受電も増えています。

もちろんその際は出力抑制の抑制?に対する効果はありません。

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