50kW低圧太陽光発電所の施工業者選定時リスクについて



バックシート

こちらは太陽光パネルのバックシートの写真です。

よーく見ると傷がついています。

この程度であれば初期の発電には影響しません。


しかし、当然背面からの水分の侵入のリスクは

高まりますので将来的には・・・


バックシート被害

このように数年後、バックシートに

穴が空いて大幅に性能が劣化する

可能性が非常に高くなります。


1枚目の写真を見て分かる通り、施工後に施主が

50kWでも約200枚あるパネルの中から

この傷を見つけ出すのは非常に困難です。

もし施工業者が黙っていればほとんど

気づかない事でしょう。


こちらの写真をとった業者さんは

お客さんに事情を説明し、すぐにパネルの

交換をしたそうです。


これは当たり前のことのように思えて、

なかなか出来ることではありません。

このミスを報告してきた部下に社長が

「良く正直に教えてくれた」

と言ってくれる会社だからこそ成立するんですよね。


国産の高価なパネルを使っても

業者のレベルが技術的、モラル的に低ければ

何の意味もありません。


くれぐれも

「kW◯◯円」

だけで判断することだけは避けてください。


特に最近、九州で安売り攻勢をかけている

某業者の施工は本当に酷いです。


お客さんに値切られたからといって

スクリュー杭を半分の長さに変えたり

位置がずれた基礎に無理やり架台を乗せたり・・・

写真を見ると素人以下の工事でした。


下請け業者に入った友人は真面目な人間なので

「信用に傷が付くのであの業者の工事は二度とやりません。」

とのこと。当然ですよね。

こうして更に工事のレベルが下がっていきます。


以下は最近、知り合ったFさんから頂いたメールの一文です。


商品が、届くまで、初期不良の、確認まで

頭が、痛いです。夜も寝られなくなりました。

もっと、早く、太陽王子と、出会えて相談できていたらと

悔やまれます。


ありがたいと思うとともに

自分があと2ヶ月早く太陽光発電ムラの情報を

Fさんにお届けできていたらと思うと

無念でなりません。


もっともっと広く、しっかりとした情報を

皆さんに届けて太陽光発電の健全な推進に

貢献していきたいと思います。

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