太陽光パネルの最先端を見に行こう ソーラーワールド社に行って来ました6(まとめ)



SolarWorld quality control 太陽光パネルの最先端を見に行こう ソーラーワールド社に行って来ました1
太陽光パネルの最先端を見に行こう ソーラーワールド社に行って来ました2
太陽光パネルの最先端を見に行こう ソーラーワールド社に行って来ました3
太陽光パネルの最先端を見に行こう ソーラーワールド社に行って来ました4
太陽光パネルの最先端を見に行こう ソーラーワールド社に行って来ました5
の続きです。

ディスプレイの展示の説明が終わると、
ソーラーワールド社について説明をしてくれました。

ソーラーワールドは現在、世界で8番目の
生産能力を持っています。
他のトップ10企業はすべて中国だそうです。

工場はドイツとアメリカ。
3800人の社員のうち138人が研究開発要員で
見学させてもらった年間生産量30MWの工場も
量産用の研究施設を兼ねているのだとか。

一番の特長は品質の高さ。
他社と比べると性能試験の基準が段違いです。
最初は過剰性能だとも思ったのですが、
よくよく聞いてみると他社の試験レベルが
20年を想定したレベルには達していませんでした。

PID試験に合格しても20年PIDが20年間
起こらないことには必ずしも繋がないとは
恐ろしい話です。

こちらの研究所ではTUV、ULの認証をとるのではなく
逆に認証を与えることの出来る機関だと聞いて驚きました。
太陽光発電に関しては有名なフラウンホーファー研究所と
同等のレベルだということで、世界中のパネルメ−カーから
性能試験の依頼があるため、情報が集まってくるそうです。

工場見学では写真撮影が一切禁止されていたので
同社の広告用動画から抜粋した写真をいくつか掲載してます。

SolarWorld Modulfertigung 7863
SolarWorld Modulfertigung 7864
SolarWorld Modulfertigung 7867
SolarWorld Modulfertigung 7761
工場の特長としてはとにかく人が少ないこと。
製造はほぼ全てロボットによって行われています。
人間の仕事は異常の発見です。

各パネルごとに誰がどのテストを担当したかが
記録されているため後に不良品等があった際の
責任の所在が明確になっています。

今までいくつかの工場を見学しましたが
これほどの工場はありませんでした。
また、いち研究機関としても
日本のトップレベルの研究機関と比べて
遜色がないどころか優れていると思われます。

太陽光パネルの判断基準を定める上で
これ以上非常に実りの多い見学でした。
アテンドしてくださった皆様、ありがとうございました。

そして熱心に読んでくださっている皆様。
1月に行ったレポートをいまさらアップしている私を
どうかお許し下さい。今後はもう少し頑張ります。

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