ドイツ銀行の最新市場レポートの一部、抜粋・拙訳します。
(出典)Deutsche Bank Markets Research (F.I.T.T. for investors)
Industry Solar, Crossing the Chasm
たった2年のうちにアメリカのほぼ全州で、ソーラーは従来型発電方法と価格パリティに到達する。15年以内にはソーラーは支配的なエネルギー源になる。そして2030年には、ソーラーは全世界で、現在のそれの10倍以上となる、500兆円の収益を創出する。
今日、補助金(または控除などの政府によるインセンティブ)なしの住宅用太陽光発電コストはkWhあたり$.08から$0.13、もしくは世界中の多くの市場における小売価格より30%から40%低い。
昨年、国際エネルギー機関 (IEA) はペアのレポートを発表し、その中でソーラーが2050年までに地球上で最大のエネルギー源になることを予測した。
昨年11月にBloombergやNew York Timesが大きく報じた通り、2016年には米国の47州で、ソーラーがグリッドパリティを達成する見込みです(ちなみに米エネルギー省もこれら大手メディアの記事を紹介しました)。これは同年で終了する設備費用に対する30%の税額控除を前提にしていて、例えそれが10%まで下落したとしても、米国50州の優に半数を超える36州で、太陽光エネルギーは従来型電源との価格パリティに達するとのこと。ちなみに米国の太陽光エネルギー生産量の90%を占める10州では、既にグリッドパリティを達成しています。
日本ではなかなか報じてもらえない、米国の事実。日本の未来(=世界の未来)のためにも太陽光エネルギーを普及させましょう。
Deutsche Bank Markets Research (F.I.T.T. for investors)
Industry Solar, Crossing the Chasm
http://www.qualenergia.it/sites/default/files/articolo-doc/Solar%20FITT.pdf